VDC 作動

普通の路面で VDC が作動する機会がなかったんで、ほんとに効いているのかなと思っていたのだけど、先日車に乗っていて初めてそれとわかる挙動に遭遇したので、書いておこう。

まず、VDC とは何だですが、Vehicle Dynamic Control の略で、簡単に言うと走行中滑りそうになったら前後左右のトルク配分を制御し車体の安定性を高める技術のこと。横滑り防止と言えばピンとくるかも。

一般道走行中に VDC が介入するのってあるのかなと疑問だったんですが、雪道などでは滑りやすいので、VDC が有ると無いとでは大違いなんだろうなと思います。

今回意図せず体験したのは、雪でも雨でも無い路面で、特にスリップしやすそうな路面ではなかった。若干ギャップがあり、一瞬沈んで浮く形状の路面で、しかも右にハンドルを切っていた最中。これ、遠心力のため左に重心がかかり、さらに路面が沈んでから浮いたため右のタイヤが浮きそうになる状況になっていたんだと思う、そこそこスピードも出てたので、重心の変化が大きかったんだろう。あ、右後輪が軽く滑ったか?ドリフトか?と思ったら、スピードメーターの上に VDC の表示がチカチカ点滅。VDC が介入するとこうなるんだと思った。コンソールを操作して確認してみてみたらやはり介入していた。

乗っているフォレスターは非力でしかも車重が重いのでドリフトに持ち込むのは難しいだろうけど VDC が介入するとますます意図的に滑らせるのは困難なんだろうなと思った。VDC は OFF にしない限り常時モニタリングされているので、今度、スリップしやすそうなジャリ道や土の路面で OFF にして挙動を確かめてみようと思った。